イキるとは?イキるの意味
調子に乗っている、虚勢を張る、偉ぶっているという意味を持つ若者言葉
イキるの説明
「イキる」は元々関西の方言で、「粋がる」が省略された言葉です。ヤンキー文化や不良の間で使われていたのが、最近ではSNSを中心に再び注目を集めています。この言葉は「あいつ最近イキってるな」のように、誰かが自分を大きく見せようとしたり、必要以上に格好つけている様子を批判的に表現する際に使われます。ネット上では特に「イキりオタク」という表現も生まれ、自分を特別視するオタク層を指す言葉としても定着しつつあります。ただし、使い方によっては相手を傷つける可能性もあるので、注意が必要な言葉と言えるでしょう。
ネットスラングは時代とともに変化するので、使い方には気をつけたいですね
イキるの由来・語源
「イキる」の語源は、関西地方の方言「粋がる」から来ています。「粋がる」とは「粋であるように振る舞う」「気取る」という意味で、これが省略されて「イキる」という形になりました。元々はヤンキー文化や不良の間で使われていた言葉で、喧嘩の際に「イキってんじゃねえよ」のように相手を牽制する表現として用いられていました。1990年代のヤンキー漫画や映画の影響で全国に広まり、一時は廃れかけたものの、2010年代後半からSNSの普及により若者の間で再び注目されるようになりました。
言葉の変遷は社会の変化を映す鏡ですね
イキるの豆知識
面白いことに「イキる」は、同じ読み方でも漢字によって全く異なる意味を持つ言葉です。「行きる」と書けば「目的地に向かう」という意味になりますし、「息る」なら「呼吸する」という意味になります。また、ネット上では「イキりオタク」という造語も生まれ、特定のコミュニティ内で自分を特別視する人を指す言葉として定着しています。さらに、関西では今でも「イキる」は日常会話で使われることがあり、地域によって使い方やニュアンスが少しずつ異なるのも興味深い点です。
イキるのエピソード・逸話
人気お笑いコンビ・霜降り明星の粗品さんが、自身のラジオ番組で「イキる」について語ったエピソードがあります。粗品さんは「関西では普通に使う言葉やけど、全国的に広まってからは使い方が少し変わってきている」と指摘。また、YouTuberのヒカキンさんも動画内で「最近イキってるねって言われたけど、それは褒め言葉じゃないから気をつけてね」とフォロワーに注意を促したことがあります。これらの発言から、有名人でもこの言葉のネガティブなニュアンスを認識していることがわかります。
イキるの言葉の成り立ち
言語学的に見ると、「イキる」は方言から標準語化した語彙の典型例です。関西方言の「粋がる」が形態変化を経て全国に広がり、特に若年層を中心に新しい意味合いを獲得しました。これは「語彙の水平伝播」と呼ばれる現象で、SNSなどのデジタルメディアが加速させています。また、「イキる」は動詞化接尾辞「~る」のパターンに当てはまり、日本語の造語法の特徴を示しています。さらに、この言葉はポジティブな意味からネガティブな意味へと意味変化を遂げており、これは「意味の悪化」と呼ばれる言語変化の一例です。
イキるの例文
- 1 SNSでちょっとフォロワーが増えただけで、急にイキった投稿ばかりする友達がいて、見てて恥ずかしくなることあるよね。
- 2 飲み会で上司の前だけ妙にイキってる後輩が、実は普段は全然違うってみんな知ってるあるある。
- 3 新しいスマホを買った途端に、写真の撮り方や話し方が急にイキり始める人、周りに一人はいるよね。
- 4 彼女ができると急に服装や態度がイキった感じになって、昔の仲間からツッコまれるパターン、よくある話。
- 5 オンラインゲームで強い装備を手に入れたら、急にイキってチームメイトに指示出し始める人、ほんと困る。
使用時の注意点
「イキる」は基本的にネガティブな意味合いで使われる言葉です。相手を直接非難するような場面で使うと、人間関係にヒビが入る可能性があるので注意が必要です。親しい友人同士の冗談の範囲内で使う分には問題ありませんが、目上の人やあまり親しくない人に対して使うのは避けた方が無難でしょう。
- ビジネスシーンでは使用を避ける
- SNSでの公開投稿は炎上のリスクあり
- 関西以外の地域では理解されない場合も
- 冗談と本気の区別がつきにくいので要注意
関連用語と使い分け
| 用語 | 意味 | 「イキる」との違い |
|---|---|---|
| ドヤる | 自慢げな態度を取る | より直接的な自慢行為に焦点 |
| 意識高い系 | 自己啓発に熱心な人 | ビジネスシーンで使われることが多い |
| ハッタリ | 虚勢を張ること | 「イキる」は態度全般、「ハッタリ」は発言に重点 |
| キザ | 気取っている様子 | より古い表現でファッション面も含む |
歴史的変遷と現代的な用法
「イキる」は1990年代のヤンキーブームで全国に広まりましたが、一度廃れた後、2010年代後半のSNS時代に若者言葉として復活しました。元々は関西の不良言葉だったものが、ネット文化の中で新しい命を吹き込まれた珍しい例です。
現代では特に「イキりオタク」という造語が生まれるなど、オタク文化と結びついた使われ方が特徴的です。元々の意味からさらに発展し、特定のサブカルチャー内での自己顕示欲の強い態度を指す言葉として進化を続けています。
よくある質問(FAQ)
「イキる」と「調子に乗る」の違いは何ですか?
「調子に乗る」が単に得意げになっている状態を指すのに対し、「イキる」はそれに加えて「虚勢を張る」「見せびらかす」というネガティブなニュアンスが強いです。特にSNSなどで自分を大きく見せようとする態度を批判する際に使われる傾向があります。
「イキる」は褒め言葉として使えますか?
基本的には褒め言葉としては使えません。ほとんどが相手を批判したり、呆れたりする文脈で使用されます。ただし、親しい間柄での冗談交じりの会話では、軽いツッコミとして使われることもありますが、使い方には注意が必要です。
「イキりオタク」とは具体的にどんな人を指しますか?
自分のオタク趣味を自慢げに語ったり、オタクでありながら「自分は他のオタクとは違う」という態度を見せたりする人を指します。例えば「俺、オタクだけど彼女いるし運動もできるんだよね」といった発言が典型的で、ネット上でよく話題になります。
関西では今でも「イキる」は使われていますか?
はい、関西地方では現在も日常会話で使われています。ただし、全国的に広まった現在の用法とは少しニュアンスが異なり、元々の「粋がる」の意味に近く、やや古風な響きで使われることが多いようです。
「イキる」と似た意味のネットスラングは他にありますか?
「ドヤる」(自慢げな態度を取る)や「ハッタリをかます」(虚勢を張る)などが似た意味の表現です。また「意識高い系」も、自分を大きく見せようとする点で共通していますが、よりビジネスシーンなどで使われる傾向があります。